一般社団法人 日 本 イ ノ ベ ー シ ョ ン 融 合 学 会 (Innovation Fusion Society of Japan
Association)の設立趣旨は次のようなものでした。「人の営みが国境を越えて頻繁に行き来す
る時代、地球規模での経済活動がますます増大し、成功や生き残りをかけた競争が激しさを
増してきています。押し寄せるグローバル化のうねりの中で我が国の社会の現状を見据え
て、より一層強い活力を蓄え、次の世代に有形無形の財産を受け渡すための価値創造、並び
に社会変革の必要性を認識し、創造性を持ってイノベーションを起こす知の共有の場を創
設するため、趣旨に賛同する多数の方々を結集して日本イノベーション融合学会を設立し、
活動を展開することに致しました。」(設立総会にて 2014 年 5 月 24 日)
本学会は、有賀貞一初代会長と髙梨智弘初代理事長(故人)のツートップ体制で開始され
ました。2022 年 1 月の一般社団法人化に伴い、西山敏樹第 2 代理事長体制に移行し、私は
第 2 代会長として運営に携わってまいりました。その後、2024 年 11 月 14 日の臨時総会に
おいて第 3 代理事長に任命されました。引き続き、設立趣旨の原点を忘れず運営していく
所存です。
本学会が主催する「DX 検定試験」は、既に5万人、1000 社を越える受験者数となり、民
間の草の根の立場から DX 人材育成教育を支えてきた実績があります。今後は民間資格で
なく、公的資格にするため公益法人化を目指してまいりたいと思います。
また本学会が主催する「知のオリンピック」活動は、イノベーティブ人材がお互いの活動
成果を競い合い,融合チャンスを創出する場となっています。会員の皆様方のご尽力で、「知
のオリンピック」大会は年に一度開催される運びとなりました。このように「DX 検定試験」
と「知のオリンピック」活動は本学会の車の両輪となり、確実に社会に浸透してきておりま
す。
さらに、従来からの活動である学会誌・論文誌「イノベーション融合ジャーナル」の発行、
年次大会や、活動の拠点としてのクラスター研究会、優秀な成果を挙げた会員諸氏の表彰も
進めてまいります。特にイノベーションの分野は若手のすそ野を広げることが大切で、大学
生や大学院生の方々にも是非仲間になって頂きたいと思っております。
今後とも皆様方のさらなるご支援、ご協力、ご鞭撻を心よりお願いする次第です.
2024.11.14
一般社団法人 日本イノベーション融合学会 理事長 藤掛正史